優柔不断とは?
優柔不断という言葉を知っている人、見聞きしたことのある人は多いでしょう。
この優柔不断というのは、物事を即座に決められないとか、仮に決めたとしても、またすぐ迷ってしまうという性格や心理状態のことです。
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また過去の決断に対してあれこれ悩んだりもします。
第三者から見れば、ひどくぐずぐずしているとか、諦めが悪いように見えるかもしれません。
しかし当の優柔不断な人にしてみれば、遅くしたくてしているわけではなく、自分に取ってどれが一番いい方法であるか、結論を出すために時間がかかってしまい、そのためなかなか決められないと見られてしまうのです。
優柔不断であるということは、元々の性格ということもありますし、あることがきっかけで優柔不断になってしまう人もいます。
たとえば本来は即断できる性格だったのに、それが失敗したために自信をなくし、決めるまでにひどく時間を要するようになることもあります。
特に集団で行動する場合、制限時間内で仕事や家事をこなさなければならない場合などは、とかくマイナスに見られがちではありますが、逆にプラスに働くこともあるのです。
そもそも優柔不断な人はなぜ決定に時間がかかるのか、そして、その時間がかかるということがどのように影響するのかを、見て行くことにしましょう。
優柔不断な人の特徴・心理は?
優柔不断な人の特徴として、ネガティブなこと、予想外の事態に出くわすことをとても気にしたがります。
また周囲の意見を気にしすぎることもあり、このような理由から、グループのリーダー的存在になるのを避けて、常に目立たない行動を取る傾向があります。
また何かを選択する時に、何でもいいとか、あるいは他の多くの人が選んでいるものを、自分も選ぶようになります。
つまりは自分の選択に自信がないからなのですが、そのためグループの中ではおとなしく、地味な存在と見られがちです。
そのせいもあって、自分は他の人よりも劣っていると考えがちになります。
もちろん劣っているとは必ずしもいえません。
むしろ他の人より優れた部分があるかもしれないのに、それをはっきりと主張しないため、マイナスに見られがちになっているのです。
失敗したらどうしよう、それが怖いと考えることが、優柔不断な人の一番の特徴といえるかもしれません。
一方で危機回避能力に優れていたり、他人の話をきちんと聞くというメリットもありますの。
後は短時間で物事を決断し、自分の意見をはっきり述べられるようになれば、優柔不断な部分は自然と改善されて行き、周囲の人たちからも一目置かれる存在になることもできます。
優柔不断な性格を直す方法
それでは優柔不断な性格というのは、どのようにすれば改善されるのでしょうか。
まず物事を短時間以内で決める、即決するくせをつけることです。
無論これにはリスクも付きまといます。
たとえば仕事である判断をしなければならないとか、大きな買い物をするような時には、なかなか即決が出来るものではありません。
そのような場合はいつまでに決めるなど、時間的な制約を設けるという方法もあります。
また大きな買い物をする時は、それが今本当に必要であるかを考え、必要であると思ったら購入するようにしましょう。
それから失敗を恐れないようにすることです。誰にでも失敗はありますし、完璧に物事を仕上げられる人などそういるものではありません。
それと同じ意味で、自分の意見を述べる時は、他人の視線を気にしないようにしましょう。
さらに、一旦こう決めてしまった後は、そのことをくよくよと考えないようにすることも大事です。いつまでも悩んでいては、優柔不断から抜け出すことはできません。
そしてこれは一番大事なことかもしれませんが、優柔不断な性格を直そうとして、あまりあせるのもよくありません。
まず即決する、次に意見を述べるというように、順序立てて改善して行くようにするといいでしょう。