骨盤って何?
骨盤ってよく聞くと思うのですが、実は一つの骨ではなくお尻の真ん中あたりにある仙骨という骨と、そのさきにある尾骨、それを包むようにある左右の大きな寛骨が組み合わさってできています。
バランスよく組み合わさることで背骨を支えて、下半身の大腿骨へとつながってる人が立ち上がって歩くためにとても重要な部分です。
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骨が組み合わさって骨盤を形成していることから、ちょっとしたことでもバランスが崩れてしまうことがあります、骨盤が歪んでしまうと上半身をうまく支えることができなくなったり、腸が下に落ちてきてしまうなどいろいろな弊害が出てきてしまいます。
骨盤は男性と女性で少し形が違うのも特徴です。
男性の場合は身体の中心にあって、歩いたりするための重要な骨です。女性にとっても同じく重要なのですが、男性とは違って赤ちゃんを産むために妊娠をしたり出産がしやすい形になっています。
また骨盤は腸を守る役割もあります
特に女性の場合は骨盤のちょうど真ん中あたりに子宮があり、その下には膀胱が、上には胃や腸といった内臓があるという位置関係になります。
骨盤があることで人はまっすぐに立ち上がって歩くことができ、女性は赤ちゃんを守るための役割があるのです。
骨盤がゆがむ原因
骨盤は4つの骨によって組み合わされて形成されているので、すぐに歪んでしまいます。
歪んでしまう原因としては、本当に身近で誰でもやってしまいがちなことが多いので驚くと思います。
例えばスマートフォンや携帯などを見るときには、ちょっと俯き加減で画面を見る人が多いのではないでしょうか
。このちょっと俯き加減で下を向いた状態は、気が付かないうちに自然と背中が丸まってしまいがちです。
椅子に座るときに浅く座って背もたれに寄り掛かるといった姿勢をとったことがある人もいるでしょう。
何気なく足を組むのが癖な人もいると思います。
こういった日常の何気ない行動が骨盤をゆがめる原因になるのです。
女性の場合は、出産が骨盤が歪む原因になります。
出産時には骨盤が開き一度バラバラになってゆるんでしまいます。元に戻ろうという働きもあるのですが、左右のバランスが崩れてしまったりして歪んだままになってしまうことがよくあります。
このように骨盤はいくつかの骨が組み合わさっていることから、ちょっとした日常の生活習慣や出産のような負担がかかると誰でも歪んでしまう可能性があるのです。
そして骨盤が歪んだままでいると、身体の不調がいろいろと出てきてしまう可能性があります。
骨盤矯正って何?
骨盤が歪んだままの状態でいると、腰回りの筋肉に負担がかかり腰痛の原因になります。
腰痛だけでなく腰から背中、肩へと筋肉の緊張状態が伝わり肩こりがひどくなったり、時には慢性的な頭痛が起こることもあり、身体のいろいろなところに不調が出てくる可能性があります。
肩こりや腰痛、頭痛だけでなく、骨盤は腸を支える役割があるのだけど、歪んでしまうことで腸が下に落ちてきてしまうことも珍しくありません。
腸が落ちてくるとうまく活動できなくなってしまうので、便秘がちになったり、下腹がぽっこりと出てしまったりします。
さらに腸の働きが悪くなることで、老廃物などがうまく排出できなくなり、血液の流れが悪くなるなどいろいろな病気などの原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
歪んでしまった骨盤を元の位置に戻すのが骨盤矯正です。
整体院などでマッサージなどの施術を受けて戻すことができるのですが、骨盤矯正をすることで骨盤が歪んだことが田院で起こる体の様々な不調を改善していくことにも繋がります。
骨盤はほとんどの人が多少は歪んでいる傾向にあります。歪みがひどくなると骨盤矯正にも時間がかかるので、早めにケアをすることが大切です。