複数の薬の飲みすぎ注意
更年期障害は女性の閉経のタイミングであらわれやすい症状です。
人それぞれで具体的な症状は異なってくるものの、体の中のホルモンバランスが極端に乱れることで症状がひき起こされています。
人によっては日常生活に支障をきたしていしまうこともあるので、症状を緩和するために複数の薬を服用している人も中にはいますが、時にこうした行動には注意が必要です。
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薬の飲み合わせについて、もちろん危険が伴うこともありますし、あまりに多くの薬を服用しているとそれが原因で症状が悪化してしまったりホルモンバランスがさらに乱れやすくなることもあります。
すべてのケースがそうというわけではありませんが、頭痛がひどいから鎮痛剤を服用する、めまいやむくみがひどいからそれぞれに合った薬を服用するといったように、薬の数ばかりが多くなっていくと精神的にも参ってしまうことになるので注意が必要です。
更年期障害の改善のためにはまず、薬による対処よりも体質改善が大切になってくる、この点はしっかり押さえておく必要があります。
もちろん、あまりに症状がひどい時には薬の助けを借りる必要も出てきます。
ただ、そればかりに頼っていては根本的な解決には至らないということです。
西洋薬と漢方薬
そもそも、更年期障害の対処法を考えていくためには、西洋薬と漢方薬の違いについて知っておく必要があります。
まず西洋薬はすでにあらわれている頭痛やめまい、神経痛といった症状を緩和していくために使用していきます。
神経に直接作用する成分が多く含まれているため、効果はあらわれやすいのですが、これは症状の原因を取り除いているというわけではなくただ単純に痛みや炎症を抑えているだけです。
これに対して漢方薬の場合、痛みや炎症を直接的に抑えるというよりも体質を変化させて症状を緩和させていくことができます。
頭痛や腹痛、めまいなどの症状があらわれている場合には、痛みや炎症を抑えるというよりも血液循環やリンパの流れを良くしてその根本を改善していくのが目的となってくるというわけです。
もちろん、即効性がある方法というわけではありませんが、長く服用を続けることで着実に体質改善、更年期障害の症状改善につながっていくのが特徴です。
直接的な効果を期待するのであれば西洋薬、体質を改善して症状を根本から解決していきたいというのであれば漢方薬、それぞれのケースで薬の使い分けを行っていくことが大切になってくるわけです。
必要に応じてこれら両方を用いることもありますが、更年期障害を根本から解消していくためにはどちらかと言えば漢方薬の方がおすすめになっていきます。
更年期サプリ
更年期障害を解消するためのアイテムとして更年期サプリが用いられることもあります。
更年期サプリには、体のめぐりを良くしたり、体質改善を促す成分が多く含まれています。
漢方薬ほど本格的な薬というわけではありませんが、毎日服用を続けることで着実にホルモンバランスの乱れは改善していきます。
漢方薬を用いる程症状が重度ではないという場合や、わざわざ薬局に薬を買いに行く手間が面倒くさいという人におすすめです。
また、更年期サプリにはそれぞれのメーカーで様々な特徴があります。
ホルモンバランスを整える他、美容や健康面にプラスαの効果が期待できるものも多いので、その都度自分の好みに合ったものをチョイスすることが可能です。
体質改善に必要な成分を食事以外で手軽に取り入れることができる、手っ取り早く更年期障害の症状を抑えていきたいという人にも打ってつけです。
更年期サプリはそれぞれの商品で価格や得られる効果も異なってくるため、購入の際にはこうした情報を事前にチェックして商品選びをしていくようにしましょう。
また効果が実際にあらわれるまでは数週間程度サプリを飲み続ける必要がある、この点はしっかり覚えておくことがポイントとなっていきます。